■ 入居式(にゅうきょしき)とは
ご入居のはじめに、先輩入居者・施設スタッフ・ご家族・施設長が集い、ご本人の人生をアニメ映画にした「人生シネマ」を上映して、新しい入居者を迎えるオリエンテーション企画の提案です。
上映の翌日から、ご本人は「あの映画の◯◯さん」になります。
「私も同じ仕事をしていました」「洋裁をされていたんですね、今度教えてください」「福岡出身なんですね。同郷です」——名前も知らない隣人としてではなく、物語を知られた友人として、施設での人間関係が始まります。「みんなと仲良くやれるかしら」への答えを、式のかたちで用意する。それが入居式です。
*絵は入居式開催時のご案内イメージです。
■ 人生シネマ——「要介護3のみつ子さん」ではなく、「福岡出身で踊り好きな、みつ子さん」「ひ孫が22人いる、みつ子さん」として認知されてから共同生活が始まります。
人生シネマは、ご本人の語りをもとに制作する本編約5分のアニメーション映画です。生まれた土地、幼い頃の遊び、打ち込んだ仕事、家族の歴史などを「わかりやすいゆっくりなスピード、聴きやすいナレーション、大きな字幕」というご高齢の方が見やすいアニメーションの短編映画に仕立てます。
また、シナリオはご家族とご本人へのインタビューでオリジナルのシナリオを作成します。
■ 企画の背景・代表コメント
「このサービスは、私の母の実体験から生まれました。母はグループホームに7年間お世話になりましたが、社交的だった母でさえ、新しい友達をつくることができませんでした。『新しいお友達はできた?』と聞いた私に、母はこう答えました。
『知らん人ばっかりなのに、無理』——。そして寂しさから、子どもたちに電話をかける日々が続きました。
歳を重ねてから新しい友人をつくることが、どれほど難しいか。
あのとき母に必要だったのは、立派な設備ではなく、話のきっかけだったのだと思います。調査でも、入居後に最も解消されずに残る不安は人間関係だと示されています。
そして今回、亡き母をサンプルに、最初の人生シネマをつくりました。母にしてあげられなかった『きっかけづくり』を、これから入居されるすべての方に届けたい。
『はじめまして』から始めない。
映画見ました!で、会話が弾む状況作り。これが当たり前になる日まで、この習慣を広げていきます。」
(株式会社海馬 代表取締役 北村勝利)
「みんなと仲良くやれるかしら」
——施設への入居を前にしたご本人が、そしてご家族が、最後まで口にする心配ごとです。
この心配は、データにも表れています。民間調査によれば、
家族が介護施設へ入居した人のうち89%が何らかの不安を感じており、その内訳は「スタッフ対応の良し悪し」(56%)、「本人の入居後の満足度」(51%)、
「他の入居者との人間関係」(39%)。
注目すべきは入居後です。
スタッフ対応への不安は74%が解消された一方、本人の満足度と人間関係の不安の解消は6割弱に留まり、人間関係は「解消されなかった」との回答が最も多い——人間関係は、入居前の三大不安のなかで、入居後も最も残り続ける不安なのです。
(出典:LIFULL介護「介護に関する調査」)
理由は構造にあります。契約手続き・生活説明・健康管理の引き継ぎは充実している一方、「新しい環境で人間関係を築くこと」への支援は、施設ごとに対応に差がある領域です。名前も来歴も知らない入居者に囲まれ、スタッフは自分のことを「要介護度と既往歴」でしか知らない。会話のきっかけがつかめないまま、居室にこもりがちになる——環境変化の負担(リロケーションダメージ)が知られる入居直後こそ、孤立が始まりやすい時期です。
入居時のオリエンテーションは、「人」と「人」の顔合わせ——それも、お互いの人生ごとの顔合わせで、すぐ会話が弾む状況を作ってほしい。」当社の提案は、この問いから始まっています。
■ 背景②:人生の節目のうち、「入居」にだけ式がない
入学式、成人式、結婚式——人生の節目には式があります。しかし人生最後の大きな住み替えである入居にだけ、式がありません。入居は静かに、目立たぬように行われ、ご本人には喪失として、ご家族には「入れてしまった」という後ろめたさとして残ります。
この2つの空白——関係づくりの支援がないこと、節目に式がないこと——を、ひとつの習慣で同時に埋めるのが「入居式」です。
■ 式がもたらすもの:五者の価値
■ 式がもたらすもの:五者の価値
前述の三大不安への答えを、立場ごとに整理しました。
先輩入居者——翌日から「あの映画の◯◯さん」。共通の話題を持つ友人として関係が始まり、入居直後の孤立を防ぎます。やがて自らも「語り部」として、次の方を迎える側になります。
ご本人——人生が称えられ、作品として残り、「語り部」という役割を授かります。新しい暮らしが、会話と役割とともに始まります。
ご家族——「みんなと仲良くやれるかしら」という心配が、上映会の拍手と歓迎の言葉で解けていきます。「入れてしまった」という後ろめたさは、「親の人生をこれほど大切にする場所に託せた」という確信に変わります。
スタッフ——介護記録に載らない何十年を知ってから、初めての朝を迎えます。声かけが変わり、「その人らしさの尊重」を仕組みとして実行できます。
施設——見学のご家族に「当施設では、ご入居の際に入居式を執り行います」とお伝えできること。「なじめるだろうか」という最大の不安への答えを持つ施設であることは、設備投資では作れない、選ばれる理由になります。
■ 提供概要
・提供対象:高齢者介護施設・有料老人ホーム(全国) ・提供内容:• 料金:ご入居数に応じた制作スタイル。15万円から~詳細は個別にご案内
*詳細資料をご用意しておりますのでご請求ください。
株式会社海馬は、生成AIを核にマンガ・アニメ・音楽分野の事業を展開しています。特に事業として力を入れているのがAIアニメの分野で、企業向けの受託制作をはじめ、教育・コミュニティ運営、コンテスト開催や地域振興プロジェクトを推進しAIアニメーター育成に力を入れており、AIアニメという新しいジャンルの普及に努力しています。
株式会社海馬
代表取締役 北村勝利
東京都港区麻布十番2-1-10